家飲みワインに!2023年度版!ボルドーワインのおすすめ10選!

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「安くて美味しい」家飲みボルドーワインを教えて!

 

ソムリエおすすめのボルドーワインが知りたい!

 

Yamaguchi
今回は、年間数百種類の「今旬ワイン」を試飲している私、山口が、おすすめのボルドーワインをご紹介します!

 

この記事で得られること

価格帯別、ボルドー地方のおすすめワインが分かる

ボルドーワインの特徴を詳しく解説した記事はこちら↓

 

 

目次

1,000円代のおすすめ「ボルドーワイン」

 

 

ボルドーワイン初心者必見!リーズナブルなのに本格派。コスパにも優れた「シャトー・ニコ」

ガロンヌ川右岸、ボルドー市から南東35kmのエスクッサンに位置する家族経営のシャトーで、設立は1840年頃で現在のオーナーで8代目となります。

シャトーのあるアントル・ドゥ・メール地区ではメルロー種の栽培が盛んで、ワインはフレッシュな果実味が特徴的で、早飲みタイプのワインが多く造られています。

しかし、シャトー・ニコではカベルネソーヴィニヨン種を主体にワイン造りを行っています。

「カベルネソーヴィニヨンのタンニンが熟成を支え、それが程よくこなれることでワインが美味しくなる」をモットーに、骨格とタンニンのあるスタイルに仕上げています。

構成はしっかりしているが、艶のある口当たりで滑らかな味わいが魅力の1本です。

 

ボルドーの名門バロン・フィリップ・ロスチャイルドが手掛ける、ボルドーワイン入門編にもおすすめ「ムートン・カデ・クラシック」

発売80周年を迎えたクラシックシリーズ。

葡萄はメルロ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。 メルロの柔らかで丸みのあるテクスチャーに、カベルネ・ソーヴィニヨンの持つ力強いタンニンが骨格を与え、抜群のバランスに仕上げています。

熟成はステンレスタンクで18ヶ月熟成後、さらにオーク樽で5ヶ月熟成。

この熟成期間の長さが、「ワンランク上」の秘密で、およそ2年もの月日をかけてゆっくりと熟成させることで、まろやかでリッチな風味を引き出しています。

 

ボルドーのトップシャトーが造る、凝縮感と深みが印象的な赤ワイン「パヴィヨン・デュ・ラック・ボルドー・ルージュ」

ロートシルト家の5本の矢のマークが、ワイナリーグループ「ドメーヌ バロン ド ロートシルト」の目印です。

古樹の区画からとれるメルローのポテンシャルを最大限表現。

ステンレスタンクで伝統的な手法で醸造、アロマとタンニンを優しく抽出し、樽を使用せずに厳選されたブドウの芳醇な味わいが表れています。

ラズベリーにレッドカラントのようなよく熟した赤い果実の華やかなアロマ。

豊かな果実味と成熟したシルキーなタンニンによりワインに見事な丸みが感じられます。

 

 

2,000円代のおすすめ「ボルドーワイン」

 

 

家飲みワインのレギュラーローテーションに最適!「シャトー・レ・グラン・サラザン ヴィニョーブル・スコッティ」

完熟ブラックフルーツの凝縮感に若々しさ溢れる野性味、そして甘い焼き菓子の印象。

2017年から3年、着々といい年の重ね方をしているな…と思わせてくれた、安定感あるお手頃ボルドーです。

果実の甘さは十分、そこにフレッシュな酸が瑞々しい感覚を。

そしてタンニンは柔らかにこなれてきていて、後半に「このくらい出てきて欲しいな」と望む強さで存在感を示してきます。

実に良いバランス!!!

抜栓してからゆっくり楽しんでいると、全体のスケール感・重量感が増していくとともにビターチョコレートやコーヒーの印象も加わり複雑な構成に変化していきます。

お手頃な価格でボルドーならではの魅力が存分に詰まった1本です。

 

濃く渋い赤ワイン好きの方におすすめ!「ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト・メドック・レゼルブ・スペシアル 」

フランス・ボルドー地方のメドック地区北部にある自社畑と、ラフィットグループが信頼を置く畑から厳選されたぶどうを丁寧に醸した赤ワインです。

ぶどう品種はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを使用。

カシス、ブラックベリーなどの果実の香り、スパイスのニュアンスを持ち、まろやかでしなやかな酸味とタンニンが感じられます。

若いうちから楽しめるだけでなく、長期熟成も期待できる赤ワイン。5本の矢のロゴが目印です。

 

ハイコスパ・ボルドーの代名詞!「シャトー・モンペラ・ルージュ」

完熟した黒系果実のアロマに魅了されるスムースでクリーミーな飲み心地。

人気ワイン漫画『神の雫』に登場したことがきっかけとなり大ヒットとなったシャトー。

こちらは、Mr.メルロと称される天才醸造家ミッシェル・ロラン氏が手掛ける赤ワインです。

パワフルでありながらも、飲み心地はスムースでクリーミー。

肉の煮込み料理や卵料理、鰻の蒲焼きなど、深みと円みのある料理と好相性で、日々の食卓を彩ります。

 

日本人女性醸造家監修の白ワイン!「 ジー・バイ・ユリグサ・ブラン 」

シャトー・ジンコを営むのは、ボルドーで唯一の日本人女性醸造家・百合草梨紗さん。

夫であるマチュ・クレスマン氏とワイン商を設立。

10年に渡ってそのキャリアを積み上げた後に、2015年ブドウ畑を購入しました。

サンフィリップデグイ村という決して著名ではない村から、1.5haのシャトー・ジンコはスタートしました。

彼女の目指しているところはシンプル。ボルドーで1番、世界で1番美味しいワインをつくることです。

白い花や白桃、柑橘系フルーツのアロマ。すこし蜂蜜のような甘い香りも感じます。

上品でありながら濃厚なボリューム感と適度な酸味が絶妙なバランスを奏でます。

 

3,000円代のおすすめ「ボルドーワイン」

 

ボルドー・カベルネソーヴィニヨンの王道!「 シャトー・プティ・フレイロン ボルドー」

ボルドーと言えばカベルネ・ソーヴィニヨン主体・・・というのも今は昔。近年カベルネは栽培期間の長さによる天候リスクが高い上、ワイナリーから出荷をしてお金に換わるまで時間がかかることもあり、安定供給が求められる大量生産の造り手から早くワインを現金化したい小規模生産者(プティシャトー)まで、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早く収穫できるメルロ種の栽培比率を高めているのが現状・・・つまり、「ボルドー伝統のカベルネらしいスタイル」で、しかもお手頃な価格のものに出会うのが難しい、寂しい時代になってしまいました。

そんな中でも頑なにカベルネ・ソーヴィニヨンをメインに使い続ける優良生産者がごく僅かに存在します。

この『シャトー・プティ・フレイロン』は、あのシャトー・ラグランジュと同じ系列のオーナーが所有する、歴史の長いプティシャトー。

ワインには常に75%以上カベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、クオリティの高い伝統スタイルのボルドーを造り続ける生産者です。

コクが十分にあって、リッチでまろやか。タンニンによる渋みも締めつけるような厳しさは無く、滑らかに包み込んでくるようです。

料理はシンプルな塩胡椒だけで厚めの肉、がお薦めです!

 

力強さと繊細さをあわせもつ秀逸な赤ワイン「シャトー・ルデンヌ・ルージュ 」

品質に強いこだわりを持ち、典型的なメドックのワインを生み出すクリュ・ブルジョワ、シャトー・ルデンヌは、食事に寄り添うワインを造っています。

2017年からオーガニックなワイン造りに取り組み、殺虫剤や除草剤の散布を廃止し、天然肥料だけを使う有機栽培にも力を入れています。

凝縮感のある果実味と心地良いタンニンがうまく調和しており、ふくよかで長い余韻が楽しめます。

伝統と近代技術に培われたクリュ・ブルジョワクラスのワインだからこそ表現できる、ボルドーワインの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

 

グレートヴィンテージ2010年、今飲み頃の本格ボルドー!「シャトー・ラボルド オー・メドック・クリュ・ブルジョワ」

これぞボルドー、メドックの当たり年スタイル、という印象です。

様々なブラックフルーツを煮詰めたような濃密な果実感に、赤い果実の甘酸っぱい印象が程よく、そして樽熟成のクリーミーな木の香りが優しく包み込みます。

開けたての段階ではかなりタンニンの主張が強く、酸は後半になって現れてくるような段階的な展開を見せますが、時間経過を経て様々な要素の足並みが揃ってきたかな、という印象に変わります。

抜栓30分くらいで、全体のバランスが合致して非常に良い状態に。

ご自宅で楽しむのには取り扱い・調整のしやすいボルドーですので、安心して楽しんで下さい!

 

まとめ

 

今回は、高級赤ワインの宝庫 「ボルドーワイン」のおすすめをご紹介しました。

各シャトーの醸造方法やこだわり等によって、同じボルドーワインでも風味は変化し様々な表情で楽しませてくれます。

ご紹介したワインのそれぞれの個性を楽しんでみてはいかがでしょうか♪

 

 

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赤ワイン愛好家の出発点にして到達点…「ボルドーワイン」の特徴と魅力をソムリエが解説します!

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