安くて美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを教えて!
カベルネ・ソーヴィニヨンを使った、ソムリエおすすめの赤ワインが知りたい!
この記事で得られること
価格帯別、カベルネ・ソーヴィニヨンのおすすめワインが分かる
カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴を詳しく解説した記事はこちら↓
目次
1,000円代のおすすめ「カベルネ・ソーヴィニヨン」
メキシコの高級ぶどう産地パラス・ヴァレーの赤ワイン「カーサ・マデロ・カベルネ・ソーヴィニヨン」
1597年に創設されたアメリカ大陸最古のワイナリー。
フィロキセラ対策の台木の研究や近代的な灌漑設備・製造設備の導入などにも余念がなく、同社商品は国際的なコンペティションでも高い評価を受けています。
プラムやべラックベリーの芳醇な香りと程よいタンニンが調和したワインです。
力強く濃厚なワインでありながら、ボトル1本をまったく飲み飽きずに楽しめてしまう「万人受けする飲みやすさ」が魅力です。
Amazon口コミレビュー、7割以上が「☆5つ」の高評価!
カベルネソーヴィニヨンの入門編にもおすすめですよ。
中級者~上級者向け!オーストラリア産パワフル系赤ワイン「ジェイコブス・クリーク ダブル・バレル カベルネ・ソーヴィニヨン」
ワイン樽とウイスキー樽の二重熟成という革新的なコンセプトで生み出された ジェイコブス・クリーク ダブル・バレル。
ワイン愛飲家の方々はもちろんのこと、ウイスキー愛飲家の方々にもぜひお試しいただきたいプレミアムなワインシリーズです。
はじめに明瞭なタンニンが口中に広がり、その後、熟したカシス、オリーブのタプナードと複雑なセイボリーのニュアンスが感じられます。
繊細で洗練されたタンニンが、トーストのような複雑な味わいをもたらし、素晴らしい後味へ導いてくれます。
濃厚でしっかりとした味わいがお好みの方におすすめの1本です。
ハイコスパ赤ワイン!南アフリカの大地が育んだ「リントン・パーク カフェ・カベルネ・ソーヴィニヨン」
1699年に、リントン・パーク氏がワイナリーを設立。
ブドウ畑は、南アフリカの中でも標高の高い場所にあり、およそ500メートルという冷涼な高地が葡萄をゆっくりと熟成させています。
ワイン名通りのモカ、コーヒーを想わせる少しローストしたような香り。
完熟したカシスにスパイス、ヴァニラやキャラメル・クリームのようなリッチな甘い香りも漂います。
明るく元気でボリューム感たっぷりの「飲みごたえワイン」。
飲んでいると、みんなが自然と笑顔になって会話が弾む赤ワインですよ。
2,000円代のおすすめ「カベルネ・ソーヴィニヨン」
『カリフォルニアワインの父』ロバート・モンダヴィが造る 「ロバート・モンダヴィ プライベート・セレクション カベルネ・ソーヴィニヨン」
カリフォルニアにプレミアムワインの考え方を持ち込み、数々の素晴らしいワインを造り出し、『カリフォルニアワインの父』と称される人物、ロバート・モンダヴィ氏。
『プライベート・セレクション』はロバート・モンダヴィが『ワインの造り手たちが自分の家族や親しい人と飲むためにとっておくちょっと良いワイン』というコンセプトで、大切な人との食事の時間を楽しむために生み出した、優しい味わいのシリーズです。
ブラックチェリーやブラックベリー、カシスのアロマに、わずかなタバコ、黒コショウ、ヴァニラ、焦がした樽、コーヒーのニュアンスを感じます。
「圧倒的な果実のパワー感」と「心地良いロースト香」こそ、ワイン好きが王道スタイルのカリフォルニア・カベルネに本能的に求めるものだと思います。
デイリーワイン採用決定!大人気のチリ産カベルネ 「ニンブス カベルネ・ソーヴィニヨン」
「ニンブス」とは、チリの渓谷を毎朝覆う雨雲のこと。ブドウを守り、水の恵みを与えます。
ニンブスは、それぞれのテロワールを十二分に発揮した良質のブドウから作られる、エレガントで凝縮した、複雑な味わいのワインです。
穏やかなダークルビーの色合い。
スグリや花々のソフトな香りが感じられます。
口に含むと、カシスやチョコレートをはじめ、杉のような木のニュアンスが広がります。
主張し過ぎない酸味と、滑らかなタンニン、フィニッシュはとても上品でバランス良く仕上がっています。
ボトル1本をまったく飲み飽きずに楽しめてしまう万人受けする飲みやすさが魅力の1本。
カリフォルニア産赤ワインの筆頭! 「ハーン・ワイナリー カベルネ・ソーヴィニヨン」
1970年代に、ドイツ系スイス移民のニッキーとガビー・ハーン夫妻が設立したワイナリーです。
このワインのブドウは、比較的暖かなロダイやパソ・ロブレスにある優良な畑から収穫されています。
収穫後すぐにフレンチオーク製の発酵槽で発酵されます。
ラズベリーやチェリーなど様々な赤い果実を想わせる甘やかな果実味とヴォリューム、それでいて渋みはあくまでも控えめで柔らかく、パーフェクトなバランスが保たれています。
そこに樽熟成由来の少しスモーキー&スパイシーなニュアンスが、飲みごたえと本格感を後押し。
アルゼンチンと世界をつなぐワイナリー 「ブロッケル カベルネ・ソーヴィニヨン」
トラピチェは、1883年、アメリカ大陸最高峰アコンカグア山(6,959m)を擁するアンデス山麓メンドーサ州に誕生し、国際舞台にいち早く躍り出たワイナリーの一つです。
以来、その時代のヨーロッパの先進技術を取り入れながら、やがてアルゼンチンの風土・気候にあった独自のワイン造りを確立し、常にアルゼンチンワインの評価を一新し続けてきました。
深みのあるルージュの色調。グラスからはブラックベリーやブルーベリーなど黒系果実のアロマに、クローヴやなめし革のニュアンスが感じられます。
口に含むと綿密なタンニンが凝縮感のある果実味と相まって、しっかりとした骨格を形成。
酸味もやや骨太で、絶妙なバランスを築き上げています。余韻には熟したベリーやナツメグの風味。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしい活気に満ちた印象で、熟成後も愉しみな1本です。
3,000円代のおすすめ「カベルネ・ソーヴィニヨン」
カリフォルニア最古の家族経営ワイナリー「ウェンテ シングル・ヴィンヤード チャールズ・ウェットモア リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン」
創業1883年。カリフォルニアのゴールドラッシュ時代、“フォーティナイナーズ”の一人としてドイツから移住してきたカール・ウェンテ。
禁酒法時代もミサ用のワインとして生産を許可され、また設立以来、5代に渡り130年以上も愛され続けていることから、「カリフォルニア最古、途切れることのない家族経営ワイナリー」と呼ばれています。
フレンチオークとアメリカンオークで14ヶ月の熟成を経ています。
このワインに使われるカベルネ・ソーヴィニヨンはシャトー・マルゴーに由来しています。
プラムやベリー系の味わいとシルキーなタンニンがエレガントなスタイルに仕上げています。
カベルネの王道!ボルドー産赤ワイン 「シャトー・プティ・フレイロン ボルドー」
ボルドーと言えばカベルネ・ソーヴィニヨン主体・・・というのも今は昔。近年カベルネは栽培期間の長さによる天候リスクが高い上、ワイナリーから出荷をしてお金に換わるまで時間がかかることもあり、安定供給が求められる大量生産の造り手から早くワインを現金化したい小規模生産者(プティシャトー)まで、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早く収穫できるメルロ種の栽培比率を高めているのが現状・・・つまり、「ボルドー伝統のカベルネらしいスタイル」で、しかもお手頃な価格のものに出会うのが難しい、寂しい時代になってしまいました。
そんな中でも頑なにカベルネ・ソーヴィニヨンをメインに使い続ける優良生産者がごく僅かに存在します。
この『シャトー・プティ・フレイロン』は、あのシャトー・ラグランジュと同じ系列のオーナーが所有する、歴史の長いプティシャトー。
ワインには常に75%以上カベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、クオリティの高い伝統スタイルのボルドーを造り続ける生産者です。
コクが十分にあって、リッチでまろやか。タンニンによる渋みも締めつけるような厳しさは無く、滑らかに包み込んでくるようです。
料理はシンプルな塩胡椒だけで厚めの肉、がお薦めです!
大人気チリのハイクラス・カベルネ! 「ラポストール・キュヴェ・アレクサンドル カベルネ ソーヴィニヨン」
ラポストールは1994年グランマルニエの創業者のひ孫が創設したワイナリーで、フランスでのワイン造りの経験を活かしながら、チリのテロワールを表現しています。
1920年に植樹された畑のカベルネを一部使用し、一部はクロ アパルタのワイナリーで手で丁寧に除梗されます。
フレンチオーク(新樽26%)で10ヶ月熟成。
プラムやチェリーのような赤黒系果実の香り、クローヴを彷彿とさせるスパイシーな印象。
しっかりとしたタンニンがワイン全体のバランス、余韻、骨格を支える「今が飲み頃ワイン」。
木樽のニュアンスが十分に溶け込んで感じられる、熟成感ある味わいをお楽しみください。
まとめ
今回は、どっしり系赤ワインと言えば「カベルネ・ソーヴィニヨン」のおすすめワインをご紹介しました。
各地域の気候や、生産者のこだわり等によって、同じ品種カベルネ・ソーヴィニヨンでも、風味は変化し様々な表情で楽しませてくれます。
ご紹介したワインのそれぞれの個性を楽しんでみてはいかがでしょうか♪
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赤ワイン品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」の特徴とおすすめワインをソムリエが解説します!
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